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忍たま・国家/擬人BL二次創作小説サイトです。 苦手な方はback please
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ちょっと自分の中でシリーズ化しつつある寝起きシリーズ(笑
もしかしたら、他のやつもでるかもしれません。



実技演習中に軽い切り傷を負ったので保健室に行くと、そこには
保健委員である善法寺先輩のほかに、中在家先輩がいた。
先輩は善法寺先輩に用があったらしい。
手当をしてもらいながら軽い世間話をしていると、おもむろに中在家先輩がこう仰った。
 
「暴君モードの寝起きの小平太は大丈夫なのか……???」
 
暴君モード??
寝起き??
 
私はさっぱりわけがわからなかった。
 
恋仲である七松先輩は寝起きがそんなに悪くないし、共に夜を過ごした翌朝はいつも先輩の方が先に起きていたし、寝起きの先輩はいつもと変わらずにいけどんだ。
 
「その、仰ってる意味がよくわからないのですが…」
 
中在家先輩は少し驚いているように見えた。
 
「七松先輩はその朝からとてもはつらつとしてらっしゃいますし…」
 
「それはそうでしょー」
と、横から善法寺先輩が口をはさんできた。
「ほら、小平太が暴君モードになる時って空腹・寝不足・欲求不満の三大欲求が満たされてない時でしょ。滝と共寝するときはご飯食べて、性欲満たして、それからぐっすり眠るんだもの。暴君モードにならないんじゃない?」
 
綺麗な笑顔でとんでもないことをいう人だ。
某作法委員長を彷彿とさせるな…
 
「……確かに…小平太はお前を大層大事にしているな……」
「そうだよねー…あの時はほんとにひどいもんねー…」
 
よくわからなかったので善法寺先輩に聞いてみると
 
「世の中、知らないことがいい場合もあるんだよ…」
と遠い目をしながら言われたので聞き返す雰囲気ではなかった。
さすがの私もそこは空気を読んだが。
七松先輩の「暴君モード」なるものが気になる。
本能が知ってはいけないと警告をならしているが気になる。
 
今度会った時、本人に聞いてみよう、後悔するかもしれないが。

こへは人間の欲求に忠実だといい。
滝は空気が読める子だと言い張ります!!
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先に●寝起き考察●をご覧になったほうがよろしいかと・・・
みてなくても読めますが笑



朝。鳥が鳴いている。
(そろそろ…起きるか…)
文次郎の寝起きはさほど悪くない。例え昨晩遅くまで起きていようとも定時にはしっかり目を覚ます。
もはや彼のトレードマークともいえる濃い隈のある眼をあけると。
目の前には彼の恋人の寝顔が広がっていた。
昨晩は久し振りにお互いゆっくり時間をとれたこともあって朝方までお互いを求めあっていた。最後の方はずいぶん無理をさせてしまった気がする。
泣いていたせいもあってか、食満の瞼は少し腫れ、熱を持っていた。
(今日は日曜だし…俺もこいつも特に予定はないはずだ…もう少し寝かせてやるか…あ、午後から買い物に行きたいと言っていたな…それまでには起きるだろう)
 
文次郎と食満は高校の時からの付き合いである。
そのころから顔を合わせれば喧嘩ばかりしていた。
殴り合いの喧嘩もしょっちゅうだった。
でも。
なぜか嫌いではなかった。むしろその逆で。
いつの間にか、お互いに気になる存在になっていた。
色々すれ違いもあったが、友人たちの力で付き合うことになって同じ大学を目指して勉強し、そして、二人揃って合格した。
文次郎は工学部、食満は法学部に入学した。
暇さえあれば二人とも時間をつくるようにしていたが、ここ一か月は文次郎のゼミの演習と食満のレポートの発表が重なり、すれ違いの生活が続いていた。
お互い忙しいのはわかっているからどうしようもないけれども。
励まし合ってなんとかお互いひと段落ついたのが昨日。
若い男子大学生には少々酷だったようで。
一晩中身体を重ねあった後、泥のように眠った。
 
(そういえば…今何時だ?)
 
時刻は8時。
普段の彼ならばとっくに活動している時間である。
(たまにはこういうのもいいかもな)
目の前には愛しい人。
 
改めてまじまじと見ると見慣れたはずの顔の造形美に驚く。
 
(こいつ…すっげ白いな…うわっ睫毛長っ……)
 
薄めの乾燥気味の唇も。
きれいに整えられた眉毛も。
漆黒の黒髪も。
彼を構成するものすべてが愛しい、と思う。
 
文次郎は半ば無意識的に薄く開かれた唇に口づけていた。
 
「……ふっ…む………や…もんじ…な、に……」
「起きちまったか…おい、動けるか??」
「む、り…まだ、ねむい…こし、だる、い」
「今日は学校もねぇし、予定もねぇからまだ寝とけ。」
 
そういって文次郎はキッチンに行ってコーヒーを入れるつもりだった。
 
「や、もんじ…どこいく…の?」
「コーヒー淹れてくる。すぐくるから。」
「やだぁ……まだ、ねてて??おれ、と、いっしょに…ねよ?」
「っつー……///お前寝ぼけてるだろう??」
「zzz…」
「やっぱりな…はぁこれじゃ、出るに出れないじゃないか。」
 
滅多にみれない食満の甘えた仕草に文次郎はちょっと元気になりかけたがそこは持ち前の自制心でクリアした。
 
「寂しい思い、させてたのかもな……」
 
それはお互い様だぞ、留三郎。
 
今日は君を思い切り甘やかそう。
起きるのは昼過ぎになってもいい。
それから俺は君の苦手なコーヒーをブラックで。
昨晩無理をさせてしまった君にはレモネードを。
それを飲んだらどうしようか?
買い物に行く??
それとも、一日中二人でゴロゴロするのもいいかもしれない。
今日は君に従うよ。
君が起きるまで今はもう少し。
君の寝顔を見つめているよ。

砂、吐きそうでした……文次郎別人注意報発令しなければ…
しかし、寝起き食満が書けたので満足です!!笑
六年生の寝起きの妄想です。
CPは文食満・こへ滝がでばってます。
現パロの設定も軽く組み込んでます。
そのうち追記・修正いたしますので・・・
後日他学年もUP予定です。
管理人について・・・
するーしてもらって結構ですー
とりあえず書いておきます。

HN:カヲル
age:20代
sex:female
like:ドイツ、写真、朝の空気、イチゴ、読書、クラシック、音楽、アニメ、マンガ、炭酸ジュースetc…
dislike:ノスタルジア、切なくなるもの、トマト、ピーマン


――今宵は中秋の名月で月がきれいだ、酒でも飲まないか?
 
文次郎から突然の月見の誘いがあったのは今日の朝食でだった。
すれ違いざまに声をかけられて、驚きはしたものの、嬉しさが勝った。
「もうそんな時期か…酒は用意してあるのか?」
「ああ。団蔵のところの馬借便で届いたのを分けてもらったんだ。上等の品物だ。」
「そうか。では、俺から伊作に…」
「ばか、わかれよ。」
「…は?なにをだ??」
「………俺はお前と二人きりがいいんだよ」
「………///そ、そうか…では今夜にでも、また……」
「///おう。戌の刻に、用具倉庫の屋根の上で待ってる。」
 
食満は文次郎との月見を楽しみにしていた。
最近はなにかと騒ぎが続いていて、ゆっくり二人の恋仲らしい時間を持つことができなかったのだ。それにこの二人、会えばかなりの高確率で喧嘩になってしまう。もちろん夜の方もかなりご無沙汰であったが。
しかし、皮肉なことに大事な用がある時に限って忙しくなってしまうもので。
「食満せんぱぁーい…縄梯子がひとつ足りませぇん!!!」
「食満せんぱい、きさんたのなめくじで手裏剣がさびちゃいましたー」
「丁度いいところにいた、食満留三郎。ちょっと町までお使いを頼まれてくれ」
 
「くっそーーー!!!なんだって今日はこんなに忙しいんだよ!!!!」
(大事な用事があるのにっ!!!)
 
学園長からのお使いを済ませ、学園に向かう途中ドクタケのものに絡まれて、服がどろどろになった。
 
(せっかくの月見だし、風呂に入ってから行こう。それに、もしかしたら、そのまま、もしかするかもしれないしな……///)
 
恋人の事を考えながら、いつもよりも念いりに体を清める。
すると。
トラブルメーカーの一年は組の乱太郎がやってきた。
(……いやな予感がするぞ)
 
 
「食満せんぱぁい!!一年長屋のお風呂の屋根がぁ…!!!」
(当たった……なんなんだよーー!!!今日は!!!) 
 
もともと子供好きで面倒見のよい食満は、富松と一緒に縄梯子を探し、喜三太、しんべえと一緒に手裏剣のさびを落とし、学園長のお使いにいって、挙句の果てには一年生の風呂の屋根の修理まで完璧にやり遂げた。
 
「「「「ありがとうございましたー!!!」」」」
 
「おう、もう壊すんじゃねーぞ」
 
……
 
(―――っ!!!しまった!!!今の時間は…っ)
 
約束していたのは犬の刻。しかし時計は無情にももうすぐ亥の刻になろうとしていた。
 
(二時間も待ちぼうけくらわせちまったっ……もう、流石にいない、だろうな)
 
そう思いながらも、約束の用具倉庫の屋根の上へと急ぐ。
 
「もう、流石に、いねぇか……」
 
「おい、遅いぞ。」
 
「……っ!!!びっくりしたー!!!!おまえ、まだ…」
「せっかく待ってやってたんだ、ほら始めようぜ。今夜は月がきれいだ。喧嘩するのはもったいねぇ」
「……おう。……ありがとな。」
「どーせお前のことだがら頼まれたら断れなくて、いろんな用事しょいこんじまったんじゃねーかと思ったぜ。ほら、髪の毛も濡れたままだ。」
「あ、そういえば…風呂からあがってすぐ修理にいったから、乾かす暇なんて無かったんだ。」
「ま、俺はお前のそういうところが好きなんだけどよ。俺の好きな髪の手入れも頼むぜ。―――石鹸の匂いがする。」
「そ、そりゃ風呂に入ったから……」
「石鹸の匂いに鴉色の漆黒の美しい髪………か。酒の肴には上等すぎるぜ。」
「おまっ!!!くさいこと言ってんじゃねーよっ///!!!」
「いーじゃねーか。今夜くらい、本音言っても。髪おろしてるお前、ほんと色っぽいよ。誰にも見せたくない。どこかに閉じ込めてやりたい。」
「どうしたんだよ……なんか、いつものお前じゃないみたいだ……」
「いやか、こんな俺は。」
「いやじゃないさ、文次郎は、文次郎だからな。」
「お前もいつものお前よりもずっと素直で留じゃないみたいだ。」
「…今日くらいは…いやなのか。」
「まさか。いやなわけあるか。大歓迎だ。―――月には魔力があるというが、本当だな。どんどん不思議な感覚になっていく気がする。」
「ああ、同感だな。でも、いいんじゃないか。今日くらい。」
 
時刻は亥の刻を半刻ばかり過ぎた頃。
用具倉庫の屋根上で、月の魔力に魅せられた、二人の忍が愛を語らう。
今宵は中秋の名月。
旨い酒もつまみも手に入れた。何より一番の肴は。
風呂上がりの恋人の艶姿。
(……こんなのも、悪くねぇな)
 
風呂上がりの湯ざめも気にならない程、近くに感じる高い体温。
恋人の腕に抱かれれば、いつもの恥ずかしさが顔を潜める。
これも月の魔力だろうか、待っていてくれた恋人が。
いつにも増して愛しく感じる。
(こーゆーのも…いいかも)
 
幸せをかみしめる二人の姿がそこにはあった。
 
~おまけ~
「文次郎、お前、あんな目立つ場所でいちゃつくのはやめておけ。」
「!!!おまえ、なんで知って…!!!」
「ふっ、愚問だな。作法室からは丸見えなんだよ。」
「………お前、留三郎はからかうなよ。」
「さて、どうしようかな。」
「ちょっ!!!おい、仙蔵!!!」

 

最近、食満先輩受が気になります。
彼はデフォでかっこいいイケマンだと思っています。
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