忍たま・国家/擬人BL二次創作小説サイトです。
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七松先輩はスキンシップがお好きだ。
人目もはばからず抱きついてくるし、接吻もしたがる。
現に今だって。
私は七松先輩の掘った特大の塹壕の中で、先輩の膝の上に抱かれ身動きがとれなくなっている。
「先輩…あの…」
「んー?」
「そろそろ放していただけませんか…?」
「まだだーめ」
「そうですか…」
最近気づいたのだが。
この体勢は先輩のお気に入りだ。
胡坐をかいた先輩の上に背をむけて私が座る、この体勢が。
私の首筋に先輩の息があたってこそばゆい。
「滝は髪の毛がさらさらだなぁ」
「まぁ、サラスト二位ですから…!!」
「そうか、そうか…滝の髪はさらさらなだけじゃなくていい香りもするなぁ」
「そうでしょうか…??何も特別なものは使ってないのですが…」
「うーん…これは滝の匂いだな。私の大好きな匂いだ。」
「なっ…///あ、ありがとうございます」
先輩が結いあげていた私の髪紐を解いた。
サラスト二位の髪は重力に逆らわずにストンと下に落ちた。
これも先輩の癖。この体勢になったら必ず私の髪を解く。
さらさらとしすぎてまとめにくいのでめんどうなのだが。
先輩があまりにも愛おしそうに髪の毛をなでるから。
いつも言えなくなってしまう。
私も髪をなでられるのが好きだ。先輩限定で。
先輩の大きな手でなでられるとすごく安心するし、いつもいけどんなあの手がこんなにも優しい動きをするのだと感じると、とても充実した気持ちになる。
「滝の髪はいくらなでても触っても飽きないなぁ…」
「どうぞ、お気の済むまで…触ってください。私も先輩になでられるの、好きです。」
「そうか。」
これは恥ずかしくて言わなかったけど。
私はあまり髪を他人に触られるのが好きではなかった。
先輩だから。
七松先輩だからこんなに心地いいのだと思う。
優しく動く指に力を抜き、重心を少し先輩にかけると首筋にひとつキスを落とされた。
補足ですが、先輩は弱スランプ中です。
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今夜は季節は秋であるにも関わらず、まるで夏が戻ってきたかのような暑さだった。
夏用の寝巻きをしまいそうな忍たまは慌ててひっぱりだしてきて、久し振りの熱帯夜にそなえた。
六年の潮江文次郎と食満留三郎もそのうちの二人である。
今夜は二人で過ごす予定を入れておいたので、仙蔵にはろ組の部屋に行ってもらった。
多少の申し訳なさは感じつつもやはり二人でゆっくり夜を過ごすのは嬉しかった。
「それにしても…今日は暑いなぁ…」
「そうだな、夏が戻ってきたみたいだ。」
ぱたぱたとこれもまた終いかけであった団扇で食満は自分を扇ぐ。
「いったん体が秋の涼しさに慣れてしまったから、この暑さは堪えるな……って、おい!!」
「あ、あんだ?」
「お前はなんちゅーカッコをしているんだ!」
暑さのあまりごろごろと転がっていた留三郎の寝巻きは妙に色っぽい具合で肌蹴ていた。
合わせは大きくずれていたが、腰ひもでかろうじて体に巻きついてはいる。
全裸よりもなんだか、卑猥である。
「いーじゃねーかー。こんだけ暑いんだ。ちゃんと着込んだら溶けちまう。」
「だからといって、お前、そんな…」
肌蹴た胸元からは薄い胸板が見える。
体質のせいか鍛えても筋肉がつきにくいらしいその体は武道派にもかからわず、しなやかに伸びている。
所々赤くなっているのは先日自分がつけた所有物の証だ。
通常ほど高く結いあげられておらず、下部でたゆんでいる髪と。
汗で首に張り付いた髪が妙な色気を醸し出している。
(………我慢だ…潮江文次郎……こいつは誘っているわけではない。自覚がない無防備なだけだ…)
「こんなに暑いとやるのもめんどくさくなっちまうな。」
「なっ何をだ!!!」
「??宿題だけど……??」
「あ…そう、か。そうだな…」
(がっついてはだめだ…こいつは誘ってるわけではない…平常心だ…)
「おい、何怖い顔してんだよ?」
「別になんでもない!」
「ふーん…せっかく二人なのにー」
留三郎は口を尖らせて不満げな顔をした。
(かっかわいい…)
綺麗めの留三郎が幼い仕草をすると…
いつもはきれいで凛としているからギャップがたまらない。
「……お前な…そういう顔、俺以外の前でするんじゃないぞ…」
「あったりまえだろ。俺がこんなことすんの、文次郎だけだ。」
「………おう。(平常心だ!耐えろ!!!俺!!!!)」
無防備で無自覚の留三郎はほおっておくと横からかっさわれてしまいそうだ。
それほどにも彼は魅力とフェロモンを垂れ流しているのだから。
ぎんぎんな潮江さんも食満の前ではかたなし…vみたいな。
きれいな人って意識してなくても行動がきれいだと思う。
「……ぱい……せんぱい……七松先輩…」
「むー……」
「朝ですよ、起きてください。もうお昼すぎですよ」
「むー……あと、ごふん……」
「このままじゃ夜になっちゃいますよ!!買い物に行くっていったじゃないですか!!」
「……はいはい…いまおきるよ…」
今日は日曜日。昨日から私は七松先輩のお宅にお邪魔している。
先輩は遠くの地域からバレー推薦で強豪校である忍学園に入学した。
遠方からの生徒なので学校が支給したアパートに一人暮らしをしている。
しょっちゅう先輩はわたしをよんでくださるが…バレーに忙しい先輩に気を使って、週末しか泊まることはしなかった。
先輩はわたしが泊まりに行くと必ず相手をしてくれる。
自分がどんなに練習でくたくたでも、だ。
もちろんとてもうれしいけど、自分も大事にしてほしくて…との理由だ。
ていうか、本来、宿泊禁止なのだが……
週末は必ず泊まってと押し切られて合意した。
しかし、泊まってしまうと……
必ず、夜、シてしまうので…
意外、と思われるかもしれないが、私は先輩よりも早く起きたことがなかった。
行為をすると負担がかかるのは受け身である私の方だ。
もともと受け入れるように体ができていないのだから当然といえば当然だ。
しかし、私は一度も最中の痛みだったり、翌日のダルさを嫌だと思ったことはない。
先輩が私を愛してくれた証なのだから。寧ろ愛しくさえ感じる。
私が布団の中で燻っていると先輩はミルクをたっぷりいれたココアを持ってきてくれる。
私が前に一度、ココアが好きだ、と言ったのを覚えていてくれたのだった。
……正直、すごくうれしい。
先輩は自分のカップになにか別の飲み物を淹れ、二人で話しながらベットでゆっくりする。
それが日課である。
最近はバレー部の大事な試合が近いこともあり、その試合に向け練習はだんだん厳しくなっていっていた。流石の小平太もしっかり休養を取らねばついていけないほどに。
その試合がつい先日勝利を収め、練習もひと段落つきやっと二人の時間がもてるようになった。
小平太はいつものように、いつもよりももっと滝夜叉丸を欲した。
濃密な夜を過ごした次の朝。
冒頭に戻るのである。
「たきー…いつもの飲み物…もってきてー」
いつもの飲み物…っと…あれ??
私、いつも先輩が何飲んでるのか知らないぞ??
ココアのような甘い香りもしなかったし…寝ていたから液体の色も見たことがない。
「えーっと…先輩、飲み物はなにが…」
「あれ、いったことなかったっけ?私はコーヒーがいいな、ブラックで。」
衝撃を受けた。
いけどんと雰囲気から苦いもの(=コーヒー)は苦手だと思っていた。
「せ、先輩…ブラックでよろしいんですか…??」
「うん。私、コーヒーだけは甘いのがダメなんだよねー」
急に小平太が大人に見えてしまった。
「わ、わかりました…今お持ちしますので少々お待ちください…」
(私だって飲めないのに―――!!!!)
「あれ?滝、ココアじゃないの??」
ここは負けず嫌いの滝夜叉丸。今日はブラックコーヒーに挑戦である。
「え、ええ。私ももう高校生ですし……」
「無理はするなよー滝は甘いのが好きなんだろう?」
「私だってブラックコーヒーくらい飲めます!!」
「全く、もう…」
ぐいっ
(うわっ…苦っ…――)
「けほっけほ!!」
「もう、だから無理しないって言ったでしょ!!」
「はい…すみません…」
「ほら、私がココア淹れてあげるからこっちおいで」
「うー…はい」
「今日のはいつもよりあまぁくしようね♪」
「お願いしますー」
大人のアイテムブラックコーヒー
おいしそうに飲む貴方の顔は嘘なんてなかったけど
私にとってはまだまだ苦いだけだ
もうしばらくはココア派でいようとしよう。
こどもっぽいことするけど大人舌のこへと大人ぶってるけどまだまだ子供舌の滝でした。
七松先輩がブラックコーヒー飲んでたりしたら問答無用で萌えます!!
ギャップ萌えしまくります!!
忍術学園に入学する前、孫兵には人間の友達がいなかった。
彼の毒虫を愛でる趣味を嫌うものもいたが他の理由の方が大きかった。
孫兵が、俗世間からかけ離れて美しかったからである。
白い肌に大きな瞳、筋の通った鼻に紅く色づいた唇。
美しすぎて、遠巻きに見ることしかできなかったほどである。
しかし孫兵はさみしくなんかなかった。虫たちがいてくれたし、彼の友は虫であったから。
そのため、孫兵は冬が嫌いだった。
大好きな虫たちは冬眠してしまうし、雪が積もってしまうと死んでしまう子もいる。
だから彼は冬が嫌いだった。
しかし、彼の憂鬱な気持ちは関係なしに、今年も冬が来てしまう……――
「よーしあとは俺と孫兵で壺を片づけておくから!!1,2年生は解散していいぞー!」
「「「おつかれさまでしたー!!」」」
いつもは虫たちと触れ合える楽しい生物委員会もこの時期ばかりは憂鬱だった。
かわいい彼らの冬眠の準備をお手伝いしなければならない。
冬眠してしまうと春まであえなくなってしまう…
もともと人間と付き合うのが得意ではなく、俗世間から浮いた存在の孫兵には虫たちが友であった。忍術学園に入学して、気の合う同級生が出来た今でも虫たちはかけがえのない友達だった。
「………へい、おい、孫兵!!」
「え、あ!?どうかしましたか、竹谷先輩」
「どうかしましたか、ってお前な…何回も呼んだんだぞ?」
「え…すみません、僕気づかなくて……」
「最近、お前、元気ないな…もう、そろそろ冬だもんな……」
「…私は冬は嫌いです。皆冬眠してしまうし…私は一人になってしまう……」
こんなことで泣きたくないのに涙がこぼれそうだった。
「お、おい、孫へ…」
「皆みんな、いなくなってしまうんですっっ…」
こらえていた涙が瞬きをした時に筋になって彼の白い頬に流れた。
「はぁ……」
竹谷がため息をついたのが聞こえた。
(こんなことで泣いたりして…呆れられてしまっただろうか…愛想を尽かされてしまっただそうか…でも、涙が止まらないっ……)
「おいで、孫兵」
竹谷は孫兵の手を引き、胡坐をかいた足の上に座らせ、彼を抱きしめた。
「お前はひとりなんかではないよ。忍術学園のみんながいるじゃないか。三年のやつらだって、生物委員会のやつらだって、お前を大事な仲間だと思っているよ。だから、一緒に毒虫を探したりするじゃないか。学園に入る前はどうだったかは知らないが、今はひとりじゃない。それでいいだろう。」
突然の行動と言葉に驚いて何もできない孫兵をよそに竹谷は言葉をつづけた。
「それに、俺だっているじゃないか。恋人でありながら一人だと言って泣くのはひどいんじゃないか…?」
「ごめっ、なさ、い…私、そんなつもり、じゃ、なくてっ……」
それは本当だった。自分のくだらないわがままに竹谷をつきあわせてはいけない。大事な人だからこそ、こんな自分の子供なところを見てほしくない。3年生と5年生という2歳の年の差を感じられたくない、感じたくない。子供扱いしてほしくなかったから。
孫兵は自分の気持ちを竹谷に言うことができず、結果一人でぐるぐると悩んでしまったのだった。
「ははっ……全く、孫兵の気持ちはわかってるよ…でも、もう少し俺に頼ってほしいなぁ。孫兵の世話焼くの、俺は好きだからさ。」
「あ、りがと、うございま、す。私、先輩がだいすきですっ……」
「ちょ、おまっ…!!っつー!!この距離でこの顔でその言葉は反則だろっ!!!もうどうなっても知らないからなっ!!」
「今、頼れって言ったじゃないですか!!」
「ぐっ……じゃ、今は、抱っこだけで許してやる…」
「ふふっ…はい、ありがとうございます……」
「その分、夜覚悟しとけよ!!……なぁ、孫兵。」
「はい?」
「虫たちの冬眠準備済ませたら春の散歩用の網、準備しような。春は、必ずやってくるんだぞ。」
「……はいっ」
竹谷に「おいで」って言わせたかっただけの小話です。
冬前のちょうど今の時期らへんは孫はガチでブルーになると思います(笑)
※アテンション※
この作品は文次郎がたばこを吸う設定となっております。
苦手な方はスルーしてください。
しかも、文食満ですが、文次郎でてきません(笑)
食満サンの回想でお楽しみださいませ。
大丈夫なかたは続きからどうぞ→
この作品は文次郎がたばこを吸う設定となっております。
苦手な方はスルーしてください。
しかも、文食満ですが、文次郎でてきません(笑)
食満サンの回想でお楽しみださいませ。
大丈夫なかたは続きからどうぞ→
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