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忍たま・国家/擬人BL二次創作小説サイトです。 苦手な方はback please
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シリーズ第一弾は文食満です。
こいつらはちょいちょい他のCPの作品でもでばってきますので・・・笑

しつこいようですが、この作品は現パロ女体化です。
ご了承いただいたかたのみ続きからどうぞ→

学校からそう遠くない距離に大型のテーマパークができたらしい。
食満はそこのあるキャラクターがお気に入りらしく、とても喜んでいた。
いつもは遊園地なんて気恥かしくて行かない俺も、溺愛している彼女に誘われたら、頷くしかない。
 
「な、文次郎、次の休み、新しくできた、あそこ行きたい。」
「…そうだな…たまには…付き合ってやる。」
「やったぁ!!今から楽しみっ!!何着て行こうかなぁ…」
 
あーでもない、こーでもないと考え始める食満をよそに。
文次郎は滅多に自分に向けてくれない満面の笑みに慣れないで、赤くなった顔を隠しきれずにいた。
 
 
―――そして、当日。
開演したての人気テーマパークなので、人がすごい。
細みの食満はどんどん人に流されていってしまう。
「ほれ、バカタレ。手をかせ。」
「バカタレとはなんだっ!!…まぁ、今日は許してやる。」
 
いつもならここで一悶着起こるのだが、今日の食満何せ超ごきげんだ。
文次郎の口の悪さなんて、気にならないくらい。
素直に差し出された手をぎゅっとつかむと、文次郎が驚いたような顔をした。
 
「今日はやけに素直だな…」
「だって、今日のこと、すごく楽しみにしてたんだっ!!せっかくだし、喧嘩なんてしたくないし!!」
「それもそうだな。」
「だろ?」
「よしっ、じゃ今日は楽しむか!!んで、何から乗る…??」
「まず絶叫系は外せないっしょ―――…」
 
 
 
「っあー!!!今日は一日、楽しかった!!!!」
「そうだな、たまにはこういうのもいいもんだな。」
「また来ような!!」
「そうだな、っと、お前、前見て歩け。人にぶつかるぞ。ほら、手。」
「ん。」
「あ、最後に展望台、行ってみようぜ。」
「いーよ。行こう行こう。」
 
 
朝の時と同じ様に、差し出された手を握って歩く。
この時間は夜のパレードが始まっていて、展望台のある丘の方は人はまばらだ。
 
「っくしゅっ……さすがにこの時間だと、冷えるな…」
「お前が薄着なんだ、ほれ、俺の上着を着ろ。」
「でも、そうしたら文次郎が寒くなる…」
「俺は鍛え方が違うんだよ。それにお前に風邪でもひかれたら俺が伊作にどやされる。」
「じゃ…ありがたく…ん…あったかぁい…」
「…留、手、貸せ。」
「?なんで??」
「なんでもっ!いいから手ぇ貸せっ!」
「変なやつ…ほらよ。」
 
 
コロン。
 
 
「もんじ…ろ…これ…」
「…おう」
「これって…」
「指輪…だ……」
「…うん……」
「その…お前が…ここのキャラクターを好きだと…知っていたから…注文して…作ってもらった…」
「…う、そ…すっご、く…嬉しい……」
 
掌に転がったリングの内側には。
M to T
と刻まれていた。
 
「………っくっ…ふ、ぇっ…」
「お、おいっ!なに泣いてんだっつ!?いやだったかっ??」
「もん、じろがっ…っ~う~」
「俺が?」
「かっこ、い、ことするからぁっ!!もんじろのくせ、にっぃっ!」
「おい、俺の癖にってなんだよ、俺の癖にっって!!!」
「でも…っ、あり、がと。すっごく、すっごくうれし、い。」
「おう。喜んでくれてよかった…それでよ…」
「なに?」
「この指輪…ペアなんだ。」
「!?!?」
「その、こっちは、俺がしてて…いいか?」
「っ!!!!あたり前だろっ!!もんじろにっ、してて、ほしいっ!!」
 
そこで食満は思い出した。
さっき貰った自分の指輪には「M to T」と刻まれていた。
文次郎の指輪には、どうなんだろう…
 
「ちょ、っと、指輪見せて。」
「あぁ、ほれ。」
 
…てっきり指輪には「T to M」と刻まれているかと思ったが。
予想に反して、なにも刻まれていなかっった。
文次郎は食満の言わんとしていることに気がついたようで。
 
「その…最初はお前の思ってる文字をいれようかと思ったんだがよ…やっぱり、自分でするただの形式よりも、お前に直接言ってもらったほうが、嬉しいからよ…」
 
だから。
口で言って欲しい、と。
 
そんなの………いくらだって言ってやるのに!!
「文次郎!!これ加工してもらったとこ、行く!教えて!!」
「え、ちょ!?なんで??」
「私だって…文次郎とおなじなんだっ!!口でだって言ってあげるけど…証にもしたいから…「T to M」って彫ってもらいに行くっ…」
 
「っ~///」
文次郎の顔に朱が走った。
「そ…かよ…じゃ、行くぞ…あっちの店、だ。」
 
照れたのを見られたくないように顔をそらす文次郎がかわいくて。
「うんっ!!」
自分の腕を彼の腕に絡ませ、さらに赤くなる文次郎を見ながら。

それはそれは幸せそうにほほ笑んだ。


えっと……楽しかった…です笑
それと・・・すみませんでしたっ!!!
たまに男前な文次郎が大好きです!!
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