忍者ブログ
忍たま・国家/擬人BL二次創作小説サイトです。 苦手な方はback please
[28]  [27]  [26]  [25]  [24]  [23]  [22]  [21]  [20]  [19]  [18
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

昨日は利吉さんが忍術学園に帰ってきた。
利吉さんは忍術学園の生徒でもないし、教員でもないけど、僕は利吉さんが「帰ってきた」と言う。
誰にもいってないけど、僕が利吉さんの「帰ってくる場所」でありたいから。
死と隣り合わせの任務を終えて安心できる場所を作ってあげたいから。
僕は入門表をもって利吉さんに「おかえりなさい」と、言うんだ。
 
 
利吉さんはフリーの売れっ子忍者だ。
ゆっくり時間を取れるのは年に数回あるか、ないか。
長い期間会えないし、音沙汰がないのもしょっちゅうだ。
そうすると、忘れてしまいそうになる。
あんなに素敵な人と、本当に、恋仲なのか、を。
僕は事務の仕事もうまくできないし、基本的にどじだし。
特別に顔がいいわけでもないし、綺麗なわけでもない。
それにくらべて。
利吉さんはきれいで、かっこよくて、聡明で、優秀で…
挙げたらきりがないくらい僕にはもったいない人だ。
会えない期間が長すぎると、いくら僕だってちょっとナーバスになってしまう。
でも、今はそんなこと、どうでもいい。
 
利吉さんが、帰ってきたんだ。
 
久し振りに利吉さんの顔を見た。声を聞いた。
ああ、涙がでそうになる。
生きてる。
生きてる。
よかった…本当に。
 
「秀、会いたかった…」
 
久かたの逢瀬に会えない時間を埋めるように、僕たちは肌を重ねた。
 
このまま、ひとつになれたらいいのにな……
あ、でも、僕の部分が利吉さんにでたら困るかな…
 
何しろ、相当久し振りの行為だ。
体力がついていかない。
利吉さんは普段から鍛えてるから余裕そうだったけど…
明け方になって行為が終わるころには僕はもう限界だった。
 
半分現、半分夢。まどろんでいると…
誰かが髪に触れたのがわかった。誰かじゃない。
利吉さんだ。目を瞑っていてもわかる。
……そもそもここには利吉さんしかいないし、利吉さんじゃなきゃおかしいんだけど。
利吉さんの、手。
あったかいし、優しい。
僕が起きてる時も十分すぎるくらい優しいけど…
寝てる時はもっと優しい。
利吉さん、好き。
大好き、です。
声にだしていいたいけど、眠くて瞼をあげられない。
次の約束などわからない、貴重な逢瀬なのに。
貴方と二人だから、寝たくはないのに…
貴方の手はこんなにも優しい。
 
どうあっても利吉さんの手は僕を眠らせたいらしい。
 
―――秀、おやすみ――――
 
目覚めたとき、利吉さんの顔があることを祈って、僕は眠ってしまった。
 

小松田くんの独白です。
いつもあほな子ほどいろいろ考えてればいい。
そして彼は天然で利吉さんを喜ばせるといいと思うよ!!
PR
この記事にコメントする
Name
Title
Color
E-mail
URL
Comment
Password   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
web clap
リクエスト随時募集中!! キリ番は100ごとかキリの良い数字で申告くださいませ。
↑webclap お気に召しましたらどうぞv 只今文仙SS∔こへ滝現パロSS公開中ですv
counter
mailform
感想など頂けるとないて喜びます!!
calendar
06 2025/07 08
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
about link
同人にご理解あるサイトをお持ちの方のみ、リンクフリーです。 報告もご自由で結構です。 一報頂けば、喜んで伺わせていただきますv 相互様随時大募集です!!
サイト名⇒Libe∔α URL⇒http://ichlibedich.blog.shinobi.jp/ 管理人⇒カヲル。 バナーアドレス↓ http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/461adc42562e74744d562f4fee782422/1222236821
Material : ミントBlue 忍者ブログ [PR]